音楽の花束   Fiori Musicali

「音楽の花束」(Fiori Musicali)は、イタリアの作曲家、ジローラモ・フレスコバルディ(Girolamo Frescobaldi)の晩年の傑作(1635年)で、オルガンとグレゴリア聖歌によるミサの曲集の名前です。

このフィオーリ・ムジカーリと言う曲集を、私は、イタリアオルガンアカデミーで、ピネスキー教授から、お教えいただいてきました。
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フレスコバルディは、イタリアのフェラーラで、1583年に生まれ、1604年以降ローマで、オルガニストを務めて、1608年にはオランダに行き北方鍵盤楽派の作曲家たちと、出会いました。
そして、イタリアに戻り、ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストに就任し、1643年に没するまで、生涯この地位にとどまりました。
その就任演奏会には、3万人もの市民が集まったと言われています。

この「音楽の花束」は、<主日のミサ><使徒のミサ><聖母のミサ>からなる3部作です。

それぞれのミサ曲は、聖歌隊のキリエ・クリステの聖歌を交えて演奏される、10数曲からなる荘厳な大作です。
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私が特にフレスコバディから学んだのは、楽譜に書かれた通りの平板な演奏ではなく、彼がトッカータ集の序文で述べているように、トッカータの最初は、ゆっくりと、そして次第にテンポを上げる…など、とても自由で、しかもファンタジックな演奏をすすめていることです。

J.S.バッハもこの、「フィオーリ・ムジカーリ 音楽の花束」の写しを持っていて、対位法の技法を学んだと伝えられています。

J.S.バッハは、最晩年(1747年)に「音楽の捧げもの」という作品をフリードリヒ大王に献呈しました。
その中に、「求めよ、さらば見いだされん」というイエス・キリストの御言葉を記したそうです。
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by fiorimusicali | 2012-05-16 11:09 | オルガン Organ  

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