パッサカリアとフーガ Passacaglia and Fuga in C minor BWV582



今日は、みなさんに、バッハの傑作「パッサカリアとフーガハ短調」を、オランダのオルガニスト、トン・コープマンさんの名演でお聴きいただきましょう。
これは、コープマンさんが、2008年に東京のオペラシティで、演奏なさったときの映像です。
私もこの時、この演奏をこの会場で聴きました。
コープマンさんは、私の師の鈴木雅明先生の先生です。

この曲は、バッハが1710年頃作曲したものです。
パッサカリアでは、最初に提示される、8小節のテーマが曲全体を通して変奏しながら20回も繰り返されます。
またフーガの部分でもこのテーマが壮大な展開を繰り広げる、偉大な作品です。

神戸松陰女子学院の教会音楽コースで、オルガンを勉強している時、先輩が、この曲を弾いていらっしゃるのを聴いて、なんて美しいのだろうと、思ったのを憶えています。

以来この曲は、わたくしの重要なレパートリーとなり、こんどの12月24日のリサイタルでも演奏することに決めています。

この曲のパッサカリアとフーガを、ピアノで弾いた演奏もお聴き下さい。
名古屋市立菊里高校の3年生のとき、クラスメートだった、高須博さんの演奏です。
菊里高校は、音楽科があって、たくさんの有名な音楽家を輩出していることで知られていますが、当時私たちは、普通科のクラスにいました。
高須君はその中でも、正義感が強く、社会に目を向け、高校在学中はあまり、ピアノを弾いている姿を見たことはなかったのですが、卒業後社会人を経て、イタリアのサンタチェチリア音楽院に留学し、素晴らしいピアニストになって帰ってきました。
彼は、リストの超絶技巧の曲などを軽々と弾きこなし、圧倒的な演奏で聴衆を魅了していますが、このパッサカリアとフーガでは、テンポをゆっくりとり、抒情的なとても美しい表現をしています。



バッハのこの素晴らしい作品の感動を皆さまと分かち合えるように、私も一生懸命勉強したいと思っています。
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by fiorimusicali | 2012-07-20 13:18 | オルガン Organ  

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