甘き喜びのうちに In dulci jubilo

「甘き喜びのうちに」は、12月24日のクリスマスオルガンリサイタルで、私が最初に演奏する曲の題名です。

この曲のもととなった、古いクリスマスの聖歌をお聴きください。
ケンブリッジ、キングスカレッジ合唱団の美しいコーラスです。



甘き喜びのうちに、今歌え、そして喜べ・・・In dulci jubilo Nun singet und seid Froh!

と歌われるこの歌は、日本の讃美歌集にも収められていて、クリスマスによく歌われます。

J.S.バッハは、この曲を、オルガン曲に編曲したのですが、対照的な2曲が知られています。
「オルガン小曲集」の中の、かわいらしく美しい作品…トン・コープマンさんの演奏です。



もう1曲は、短いけれど壮大な作品です。
ハンス・ファギウスさんの演奏をお聴きください。



私が今度の演奏会の最初に弾くのは、このBWV729のほうです。

バッハはこの曲をキリストの降誕を表す下降音型、飼い葉おけをあらわすシンコペーションのリズム、光をあらわす三連符、聖霊をあらわすアルペジオを駆使して作曲しました。

クリスマスの喜びがほとばしり出るかのようです。

by fiorimusicali | 2012-11-06 12:28 | オルガン Organ | Comments(8)  

Commented at 2012-11-06 21:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by marimo at 2012-11-06 23:14 x
下降音型が「キリストの降誕」を、シンコペーションのリズムが「飼い葉おけ」を、三連符が「光」を、とかって、いろいろ意味があるのですねぇ。
宗教曲では、一般的にそういう意味なのですか?
リズムで「飼い葉おけ」を表すってことが、あるなんて、びっくりしました。(^^)
Commented by fiorimusicali at 2012-11-07 11:49
Marimoさま

J.S.バッハは、作曲するときに、いろいろな象徴的な手法を用いたことがわかっています。
悲しみを表す時、涙の音型、キリストが鞭打たれる様子を表すのには、付点音符など、また音符をクロスさせて十字架の音型などもよく使いました。
それだけでなく、3という数字で、父・御子・聖霊を表すために、調号をフラット3つにしたり、数字にもこだわって作曲したそうです。
そういうことを調べていくととても面白いです。
これは、ほかの作曲家でも少しは、あるかもしれませんが、主にバッハの特徴です。
シンコペーションのリズムが飼い葉おけを表すというのは、ちょっとわかりにくいですが、下降音型が、天から御子が下る様子を表すのは、納得できますね。バッハの音楽には謎解きの楽しさがあるんです。

      Miyuki
Commented by fiorimusicali at 2012-11-07 23:59
鍵コメントさま

 みんなと一緒に教会で迎えたクリスマスの日のこと、私もよく憶えています。
雪が降ってきてホワイトクリスマスでしたね。
あれからずいぶん年月が流れましたが、心は少しも変わっていません。
みんな元気かな・・・

      Miyuki
Commented by caianina at 2012-11-08 04:54
こんにちは。そろそろクリスマスコンサートの季節ですね。
私はバイオリンの発表会の伴奏の練習に励んでいます♪といっても、簡単な伴奏なので、大したことはないのですが、副科で勉強したピアノ・・・・。ひどいものです。

コンサート楽しみですね♪
Commented by fiorimusicali at 2012-11-08 08:41
caianinaさん

こんにちは。リサイタルの日にだんだん近づいてきました。
1時間半のプログラム、一通り弾くと、ぐったりですが、よく考えてみるとの曲も1回しか練習できてないことがわかり…なかなか大変です。
私は、副科でチェロを勉強しました。
学生時代は、オーケストラで弾いていたけど、今はもう、チェロは、肇さんの弾くのを見ているばかりです。
ヴァイオリンの演奏には、ピアノの伴奏が欠かせませんものね。
お稽古していらっしゃるうちに、きっと素晴らしく上手になられますよ。
あっちゃんもママのピアノ伴奏がうれしいでしょうね。

     Miyuki
Commented by 香り at 2012-11-19 07:12 x
そう言えば!Brahms:Choralで「Schlafen」の歌詞の節が、ずっとシンコペーションでした。あれは……そういう意味なのか。今更っ!!
Commented by fiorimusicali at 2012-11-19 08:30
香りさま

そうなんだ…シンコペーションは、幼子イエスの寝息なのね!
だから飼い葉おけの歌詞のところで、シンコペーション、Schlafen(眠る)の歌詞の節もシンコペーション…納得できました。
シンコペーションのリズムって、ゆりかごみたいに揺れる感じがしますものね。
 
     Miyuki
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