マリー・クレール・アラン女史を偲んで  To the memory of Madame Marie -Claire Alain

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わたくしが まだ 少女だったころ、パイプオルガンのレコードは、たった一枚だけしか持っていませんでした。

フランスのオルガニスト マリー・クレール・アランさんがお弾きになった、バッハオルガン名作集…ただその一枚でしたが、そのレコードを、本当に擦り切れるほど、毎日聴いていました。

そのLPレコードには、J・Sバッハの傑作ばかりが入っていたと思うのですが、その中でも「小フーガト短調」が特に大好きでした。


「小フーガト短調」を聴いていると、青い空の向こうに、天国が見える気持ちがしました。
ああ…なんて素敵な曲なのかしらと、まだパイプオルガンを実際に見たことも触ったこともなかった私は感動していました。

自分がオルガンを弾くようになるなんて、そのころの私は、夢にも思ってなかったのですが、オルガンの響きは大好きでした。

マリー・クレール・アランさんの演奏は、女性らしくエレガントで、優しさがありました。
私に、初めてオルガンの素晴らしさを教えてくださった方です。

教会で、オルガンを、弾かせていただけるようになったある日、教会の中のご年配のある方が、ご自分の大切に
していらっしゃった、マリー・クレール・アランさんのCDバッハ・オルガン作品全集をわたくしにくださいました。
バッハのオルガン曲全228曲すべてが、はいっている素晴らしい全集です。

アランさんの解説も素晴らしく自分の知りたいことが、たくさん書いてありました。
バッハが、キリストのご生涯、キリストのみ言葉をどのように、音楽に表したかを、アランさんは、とても分かりやすく書いてくださっていました。

この全集は、私の宝物となり、大切に大切に聴いています。
そのマリー・クレール・アランさんが、天国に召されていかれました。
2013年2月26日 86歳でいらっしゃいました。

心よりご冥福をお祈りいたします。


マリー・クレール・アランさんのバッハ「小フーガト短調」BWV578



バッハ 「トッカータとフーガへ長調」 BWV540

演奏なさるお姿と、バッハについてパイプオルガンについてのお話がうかがえる貴重な映像です。

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CDのご紹介です。

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by fiorimusicali | 2013-03-20 02:36 | オルガン Organ  

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