「少年H」と「風立ちぬ」

昼間はまだ夏の余韻がありますが、朝晩は、ずいぶん秋らしく涼しくなってきました。
お庭の木々も、黄色に、色づきはじめています。

さて、今日は、映画の話題です。
もう、ご覧になった方も多いかと思いますが、「少年H」は、妹尾河童さんの自伝小説でベストセラーになった「少年H」を映画化したものです。
 
公式サイトは、ここをクリックしてご覧ください。
http://www.shonen-h.com/

予告編です。


本で読んだ時も、河童さんの少年時代が生き生きと、ユーモアをまじえて描かれていて、とても面白く感動しましたが、映画では、その河童さんの育ったおうちなども、寸分たがわずに再現されていて、戦時中、戦後の神戸のようすが、よくわかりました。

河童さんのお母さまは、とても熱心なクリスチャンで、キリスト教が排斥された戦時中にも、教会に通い、困った人たちを見ると、手を差し伸べずにはいられない方。
真面目だけど、どこか、かわいらしいお母様を、伊藤蘭さんが演じます。

お父様は、洋服の仕立てやさんで、神戸に住む西洋の方たちのためにも、その腕を振るって、素晴らしい洋服を作っていらっしゃるのですが、だんだん戦争が激しくなって、洋服の仕事ができなくなり、消防士になられるのです。
そのなんとも優しい人柄を、水谷豊さんが、とても誠実な感じに好演されています。

河童さんの小さいころにそっくりな H(肇)は、12歳の吉岡竜輝君。
とても利発で、つらい軍事教練などで大変な学校生活や、大空襲の中を、がんばって生きるHの姿を今に再現しています。
 
しみじみと家族愛や友情が伝わってくるとてもいい映画でした。



スタジオ ジブリ の最新作「風たちぬ」も大変話題になっていますね。

零戦の設計者として知られる 堀越二郎さんの半生の物語と、堀辰夫の有名な小説「風立ちぬ」を合わせた
ストーリーです。



二郎が、飛行機を制作する三菱重工の名古屋工場は、私の父も務めていたところです。
父の話では、戦時中は、まず、標的にされるところだったので、空襲も激しく、とても怖い思いをしたそうです。

堀越二郎さんは、父の先輩にあたる方なのだなあと、とても興味を持って映画を見ました。

この映画を見たお友達が、エンディングでユーミンの「ひこうき雲」が流れると、本当にグッとくる…と話していましたが、私も大好きなこの曲…この映画のために作曲されたわけではないのに、本当に歌詞も音楽もぴったりです。

大人の鑑賞に堪える上質なアニメ作品だと思います。
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by fiorimusicali | 2013-09-25 10:09 | 映画  

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