カテゴリ:映画( 5 )

 

ボーイソプラノ  BOYCHOIR

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美しい音楽にあふれた、素敵な映画を観てきました。
邦題は「ボーイソプラノ」、原題は、「BOYCHOIR].アメリカ映画です。
アメリカ少年合唱団がモデルになっているこの物語は、合唱団のコーラスや練習風景をたくさん観ることができます。
コーラスの指導者はダステイン・ホフマンが演じますが、ピアノを弾く場面もあって、とても素敵な演奏です。
彼は、若いころジャズピアニストを目指したこともあったそうで、ピアノが上手なのですね。

主役の少年ステッドをギヤレット・ウェアリングという少年が演じていますが、その演技もさることながら、歌声の美しさに感動します。

映画なので、吹き替えをしているのでは、と思ったのですが、ほとんど、自分で歌っているようで、最後の特別高い音などは、声変わりが始まってしまって出なかったので、そこは吹き替えだということでした。

音楽だけでなく、ストーリ―性もあって、飽きさせることなく、エンデイングまで1時間43分があっという間に感じられました。
おすすめの映画です。


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by fiorimusicali | 2015-09-23 09:24 | 映画  

「少年H」と「風立ちぬ」

昼間はまだ夏の余韻がありますが、朝晩は、ずいぶん秋らしく涼しくなってきました。
お庭の木々も、黄色に、色づきはじめています。

さて、今日は、映画の話題です。
もう、ご覧になった方も多いかと思いますが、「少年H」は、妹尾河童さんの自伝小説でベストセラーになった「少年H」を映画化したものです。
 
公式サイトは、ここをクリックしてご覧ください。
http://www.shonen-h.com/

予告編です。


本で読んだ時も、河童さんの少年時代が生き生きと、ユーモアをまじえて描かれていて、とても面白く感動しましたが、映画では、その河童さんの育ったおうちなども、寸分たがわずに再現されていて、戦時中、戦後の神戸のようすが、よくわかりました。

河童さんのお母さまは、とても熱心なクリスチャンで、キリスト教が排斥された戦時中にも、教会に通い、困った人たちを見ると、手を差し伸べずにはいられない方。
真面目だけど、どこか、かわいらしいお母様を、伊藤蘭さんが演じます。

お父様は、洋服の仕立てやさんで、神戸に住む西洋の方たちのためにも、その腕を振るって、素晴らしい洋服を作っていらっしゃるのですが、だんだん戦争が激しくなって、洋服の仕事ができなくなり、消防士になられるのです。
そのなんとも優しい人柄を、水谷豊さんが、とても誠実な感じに好演されています。

河童さんの小さいころにそっくりな H(肇)は、12歳の吉岡竜輝君。
とても利発で、つらい軍事教練などで大変な学校生活や、大空襲の中を、がんばって生きるHの姿を今に再現しています。
 
しみじみと家族愛や友情が伝わってくるとてもいい映画でした。



スタジオ ジブリ の最新作「風たちぬ」も大変話題になっていますね。

零戦の設計者として知られる 堀越二郎さんの半生の物語と、堀辰夫の有名な小説「風立ちぬ」を合わせた
ストーリーです。



二郎が、飛行機を制作する三菱重工の名古屋工場は、私の父も務めていたところです。
父の話では、戦時中は、まず、標的にされるところだったので、空襲も激しく、とても怖い思いをしたそうです。

堀越二郎さんは、父の先輩にあたる方なのだなあと、とても興味を持って映画を見ました。

この映画を見たお友達が、エンディングでユーミンの「ひこうき雲」が流れると、本当にグッとくる…と話していましたが、私も大好きなこの曲…この映画のために作曲されたわけではないのに、本当に歌詞も音楽もぴったりです。

大人の鑑賞に堪える上質なアニメ作品だと思います。
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by fiorimusicali | 2013-09-25 10:09 | 映画 | Comments(0)  

25年目の弦楽四重奏 A Late Quartet

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素敵な大人の映画を見てきました。
「25年目の弦楽四重奏」…ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番がテーマになって全編に流れます。

結成25周年を迎えた世界的に有名な弦楽四重奏団「フーガ」が、記念の年の演奏会のリハーサルを始めたその時、チェリストのピーターが「パーキンソン病」を宣告されてしまう。
今季限りの引退を余儀なくされる彼をめぐって、メンバーたちに広がる動揺。
第2ヴァイオリン奏者のロバートは、第1を弾きたいと言い出すが聞き入れられない・・・彼は怒りにまかせて、ジョギング仲間の女性と一夜を共にする。
ヴィオラを弾く妻のジュリエットは、それを知って激怒。彼に出ていくようにせまる。
彼らの娘アレクサンドラは、第一ヴァイオリン奏者ダニエルと恋におちる・・・

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音楽家ではない俳優さんたちが、ヴァイオリンやチェロを弾く演技は、特訓によるものだということですが、実際の弦楽合奏団の雰囲気がとてもよく出ていました。
登場人物は本当に少なくて、ほとんど4人と娘の5人だけ、場面も彼らの練習場、レッスンする大学、コンサート会場ぐらいです。
でも、アカデミー賞を受賞、またはノミネートされたことのあるすばらしい俳優陣がそろっているので、観客を飽きさせることはありません。
上質なシックな映画でした。



CDのご紹介です。


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by fiorimusicali | 2013-07-26 14:14 | 映画 | Comments(2)  

レ・ミゼラブルとさよならドビュッシー Les Miserables and Goodbye Debussy

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日曜日の午後、映画館で、「レ・ミゼラブル」と「さよならドビュッシー」を観てきました。

「レ・ミゼラブル」は、世界的な大ヒット、アカデミー賞8部門ノミネートで、話題になっています。

子供のころ文学全集の「ああ無情」を読んでとても感動した覚えのある作品ですが、これが、ミュージカルになって舞台で大ヒットしていることは、知っていました。
私は、子供のころからミュージカル映画を観るのが大好きでしたが、この映画も全編ほとんど歌だけで構成されています。
ふつうミュージカル映画は、歌や踊りの場面とセリフのある劇の場面で構成されますが、この「レ・ミゼラブル」はまるで、オペラのように、セリフも全部歌っています。
撮影では、実際に歌っているところを撮っていて、普通のミュージカル映画で行われる、歌はスタジオで撮っておいて、現場では口パクという方法はとられなかったところも、この映画の臨場感を高めている一因だそうです。

物語の舞台が、1820年ごろのフランスなのですが、歌は英語で、メロディも歌い方も現代的なので、その点が、私にとっては、少し違和感がありましたが、俳優さんたちは、素晴らしい歌唱力で観客を魅了します。


たったひとつのパンを盗んだ罪で、19年も服役させられた主人公ジャン・バルジャンが仮釈放され、町をさまよう。
世間から冷たくあしらわれる彼が、一夜の宿を提供してくれた司教の好意に背き、銀の食器を盗みだしてしまう。
そんなジャン・バルジャンを司教は許し、食器に加えて、銀の燭台をも持っていきなさいと、与える。
温かい司教の心に触れ、回心したジャン・バルジャンは、事業家となり、マドレーヌと名前を変え、人々から尊敬される市長にまで成る。
しかし、彼を執拗に追いかけるジャベール警部・・・
フランス革命直後の、貧しさにあえいでいる民衆の苦しみや、それを何とか変えて行こうとする革命派の学生たちの様子も丹念に描かれています。

大変見ごたえのある、感動的なミュージカルに仕上がっています。

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原作を読みたくなって新潮文庫、ヴィクト・ユゴー作 佐藤朔訳 全5巻を買ってきました。
こちらも とても楽しみです。










映画「さよならドビュッシー」は、ピアニスト清塚信也さんが、俳優としても出演、演技とピアノ演奏の両面で、素晴らしい活躍を見せていました。
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この物語の原作がとても面白かったという話は、この間書きましたが、原作では、作者中山七里さんが、言葉を尽くして、音楽を描写したものが、映画では、実際の音となって美しく響いてくるところが、なんといっても魅力です。

ピアノの音の美しさ、リストやショパン、そしてドビュッシーの音楽の美しさにひたることができました。
原作では、ピアノの先生の岬洋介が、探偵としても鋭い推理をして、問題を解決するところが素敵だったのですが、映画では、その点があまり描かれていなかったのが、私としては少し不満でしたが・・・

でも、とても後味のいい、さわやかな映画で好感が持てました。



映像と音楽の素晴らしい二つの映画を観て、大変満足できた一日でした。
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by fiorimusicali | 2013-02-06 12:33 | 映画 | Comments(4)  

ピアノマニアとアイアンレディ Pianomania &the Iron Lady

最近映画を2つ見ました。

ひとつは、ピアニストを陰で支える調律師シュテファンの活躍を記録したドキュメンタリー映画「ピアノマニア」です。
You Tubeの映像をクリックしてご覧ください。


私の大好きなピアニスト・アルフレード・ブレンデルも出てくるということだったので、とても楽しみでした。

でも映画はあくまでも調律師に光をあてたもので、実際にブレンデルの演奏はほとんど楽しむことができず、ちょっと残念でした。

中国の天才ピアニスト・ラン・ランのコンサートの様子は、彼がリストの「ハンガリー狂詩曲第6番」を弾いて大ホールの聴衆を熱狂させる様子が映しだされました。

彼は映画「のだめカンタービレ最終楽章」で上野樹里のピアノ演奏の吹き替えをしているそうですね・・・

ピアニストと調律師が、とことん話あいながら理想の音を追及していくさまは、普段客席からは見えないので、興味深かったです。

もうひとつの映画は、メリル・ストリープがイギリスのマーガレット・サッチャー元首相を演じてアカデミー主演女優賞を取った、話題の作品「The Iron Lady」です。


この映画のことは、新聞や雑誌で大いに話題になっているので、さぞかし映画館は満員でしょうと思って行ったのですが、さにあらず、日曜日でにぎわうショッピングセンターの中の映画館でしたが、私たちのほかはほんの数人の観客がいただけでした。
首相の顔のサッチャーさんと、夫を愛する可愛い奥さんの顔のマーガレットを巧みに演じていて面白かったです。

イギリスの映画では昨年観た、「英国王のスピーチ」もとても良かったです。
これは、エリザベス女王の父君のことを、描いた実話で、国王がスピーチをなさるために、大変な努力をされるお話しでした。
イギリスの映画は、国のトップの実話をもとにしたものが多く、面白いです。
この映画もとても楽しめました。


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by fiorimusicali | 2012-04-11 15:55 | 映画 | Comments(0)